
HOME › 設立趣旨
我が国は、医学・医療の目覚ましい進歩と世界に類を見ない医療保険制度に支えられ、世界一の長寿国となりました。
しかし、その反面、急速な高齢化社会の到来とともに生活習慣病の罹患率、死亡者数の割合は増加し続け、医療費は高騰し、医療保険制度も崩壊寸前であります。
また、日本人の健康状態も、栄養の過多、生活様式の乱れ、栄養素摂取の不均衡と欠乏、化学物質汚染、日常運動量の低下、ストレスや慢性疲労の増大等々、決して万全とはいえません。疾病を早期に発見し、治療することに重点を置くあまり、疾病予防や健康増進が二の次になっていた感は否めません。
そこで、健康寿命を延ばし、「元気な中高年社会」を実現するためには、内外の環境因子を疫学から分子生物学まで考慮した基礎的研究、生活習慣病の臨床的予防医学、医療経済的研究、地域保健行政機関との連携による啓蒙活動などが必要となります。
さらに、国民の健康志向の高まりから、無数の健康補助食品や機能水、古くからの民間療法などのいわゆる代替療法を日常生活の場に多く目にするようになりました。 しかしながら、これらの有効性や安全性に関する情報は、あまりにも少ないのが現状であります。
このように、医療を取り巻く環境は著しく変化しており、予防医学の包括化が急務となっています。真の予防医学・予防医療を確立するためには、従来からの基礎的・臨床的予防医学研究に、健康補助食品、機能水、鍼灸、漢方、薬剤などを取り入れた新しい学問体系の確立が必要であります。
以上のような趣旨を実現するために、我々は、ここに日本予防医学会を設立するものであります。
天秤の左側は古来より東洋医学の象徴といわれる、薬師如来の梵語を象っています。
一方、右側は西洋医学における予防医学の女神ハイジャイアの持つボールを象っています。
東洋医学と西洋医学の融合という日本予防医学会のコンセプトに基づいたロゴマークが出来上がりました。